おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。 ルカ1・28 (FR. Franciscus Xaverius Sri Waluyo, SSCC) | | [2017/09/24] |
| 天使ガブリエルが、ナザレというガリラヤの町に神様から 遣わされた時、ダビデ家のヨゼフという人の許嫁(いいなずけ) だったおとめマリアにかけたこの言葉は私たちが小さいころから 大事にしている祈りの言葉でしょう。特に10月はロザリオの月で あって、10月7日にロザリオの聖母を祝う私たちにはロザリオの 祈りが、私たちの霊的な生活の大きな力であることを悟る機会 ではないかと思います。
たくさんの聖人たちも教皇様もロザリオの祈りが教会にとって 特別な祈りであると、教えてくださいました。特に、聖ヨハネパウロ 二世がロザリオの祈りに2002年に新しく「光の神秘」を加えて くださってロザリオの祈りの大切さを示されました。それは ロザリオの祈りはただの祈りではなくて、イエス様の生涯の 特別な場面のマリア様とともに黙想する祈りです。イエス様が 与えてくださる救いを一番身近に味わったただ一人の方、マリア様 だからです。
おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。 よく考えてみると、ロザリオの祈りは私たち人間に祈るために必要な 2つのことを合わせていると思います。1つ目は私たちの精神と肉体です。 神様がイエス様の生涯を通して示された神様の啓示、それは喜び、そして 苦しみ、栄えと光の神秘を通してイエス様の生涯を黙想することです。 ですからロザリオの祈りをする私たちがマリア様とともに救い主である イエス様の精神を生きようとするのではないでしょうか。 2つ目は祈りを口に出して言葉にすることです。それによって私たちの 身体も祈りに応えていると、いわれています。イエス様の名前を何回も 繰り返しながら、言ったり聞いたりすることで救いの力が私たちの周りを 囲むようになるからです。 10月を迎えた私たちの上に、ロザリオの恵みがありますように祈りましょう。
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